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萩野酒造株式会社「令和6年3月」

~世界中の日本酒ファンに上質な普段着のようなお酒を届けたい~
(被災中小企業施設・設備整備支援事業/復興企業フォローアップ事業)

事業概要

当社は、1619年(元和5年)に設置された奥州街道有壁宿に宿駅として創設された有壁本陣より分家し、1840年(天保11年)に酒造業を創業。その後1923年(大正12年)に清酒製造販売業者として設立しました。大戦中は酒造りを中断しましたが、1948 年(昭和23年)に復活させ、現・代表の佐藤曜平氏は8代目になります。東日本大震災では工場を全壊する甚大な被害を受けましたが、グループ補助金と被災中小企業施設・設備整備支援事業を活用し、震災から1年半後の秋に酒造りを再開させることができました。
主力銘柄の「萩の鶴」は全国新酒鑑評会で金賞を10回以上、東北清酒鑑評会では数多くの受賞歴(平成8年には首席で受賞)を持ちます。当社は、良いものを少しだけ造るというコンセプトのもと、日本酒独自の伝統や歴史を守りながら新しい技術も取り入れ、常に進化する酒造りを目指しています。昨今、日本酒の需要が旺盛な海外への販売を強化し、輸出量を年々着実に増やしている中、宮城県中小企業等外国出願事業を活用して、香港と台湾に「萩の鶴」「日輪田」2銘柄の商標登録出願を行い、ブランド力の強化を図りました。昨年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2023では、純米大吟醸部門にて「日輪田 生酛 純米大吟醸」が念願の1位を受賞しました。
これからの事業運営やビジネス拡大をしていくために、令和5年度には復興企業フォローアップ事業を活用。経営者としての財務・会計リテラシーの向上を目的として、専門家による財務分析・経営指標分析に関する助言を受けました。今回学んだ知識を最大限活用して、みやぎ県産米を中心に使用した高品質な純米酒造りを継続し、「上質な普段着のようなお酒」を世界中の日本酒ファンへ届けられるよう取り組んでいます。

企業の声

被災中小企業施設・設備整備支援事業により早期の復旧を図ることができました。創業以来、良い原料にこだわり、お日様と田んぼの恵みを感じられるお酒を造って来ました。これからも復興企業フォローアップ事業を積極的に活用し、日本酒独自の伝統や歴史を守りながら新しい技術も取り入れ、常に進化する酒造りに邁進してまいります。

企業概要

代表者代表取締役 佐藤 曜平
住所栗原市金成有壁新町52番地
電話0228-44-2214
URLhttp://www.hagino-shuzou.co.jp
事業内容日本酒「萩の鶴」「日輪田」

  • 被災中小企業施設・設備整備支援事業は、グループ補助金等の認定を受け、復旧・復興を目指す中小企業者の方等に対し、復旧資金の無利子貸付を行う事業です。
  • 復興企業フォローアップ事業は、被災中小企業施設・設備整備支援事業を利用し、復旧・復興を目指す中小企業者等の経営課題解決へ向けた支援(専門家の派遣等)を行う事業です。