再生支援事例について(平成20年9月26日公表)
宮城県中小企業再生支援協議会による再生計画策定支援完了の報告について
このたび、協議会による再生計画の策定支援が完了しましたので、その概要をお知らせいたします。
1 企業概要 温泉旅館・ホテル 売上高 約4億円
資本金 30百万円 従業員 50名
2 計画策定期間 平成19年11月~20年3月(実質5か月)
3 支援担当者 常駐専門家、
外部専門家(公認会計士・弁護士)ほか
4 相談時の状況
高価格高付加価値による差別化を目指し大型投資に取組んだが、投資後の顧客嗜好の変化(団体客→個人主体)等により時代に逆行する投資となった。価格競争の中、客単価・稼働率ともに低下し、当初の設備投資計画を大幅に下回る結果となり資金繰りが逼迫。不動産価格下落等も影響し大幅な債務超過となったことから、メイン行の支援意思もあり相談持込となったもの。
5 支援選定理由
(1)業歴長く集客基盤を有していること、また過大債務の解消を図ればCFの捻出、維持が見込まれる。
(2)事業実績のあるスポンサーのもと、営業・サービス等の事業再構築により再生の可能性は高い。
6 再生計画の目標
3年以内に経常利益黒字転換、及び実質債務超過の解消を図る。有利子負債の対キャッシュフロー倍率を5年で12倍以内にする。
7 再生計画の内容
(1)会社分割による事業譲渡を実施し、過大債務の切離しを行う。
(2)有力スポンサーの傘下に入ることにより、グループ力を活かした営業展開及び老朽設備に対する投資の実施により売上高の維持、増加を図る。
(3)予約管理・運営管理システム等のグループ統一化を図り予算管理の強化を行うとともに、損益管理体制の確立を図る。
(4)分割後の旧会社は、固定資産等の売却代金により債務を返済、残債務については債務放棄を受け清算する。
