再生支援事例について(平成18年10月26日公表)
再生支援事例の報告について(第11号)
当協議会による11件目の再生計画の策定支援が完了しましたので,その概要をお知らせいたします。
本件は,管理会計を導入して財務管理体制の整備を図るとともに,特色ある商品の販売力強化のため経営戦略を見直し,安定した収益確保のための体制を再構築しようとするものです。
- 企業概要
- 卸・小売業
- 売上高:約1億円3000万円
- 資本金:1千万円
- 従業員:7名
- 計画策定期間
平成18年4月~18年8月(実質4か月間) - 支援担当者
常駐専門家,外部専門家(ビジネスコンサルティング会社,経営士)ほか - 支援選定理由
- 輸入雑貨等を扱う専門店として卸部門は東北でも特色のある存在で,小売部門も好立地条件の店舗を有し収益性の高い営業を行っていること。
- 上減少傾向に対する危機感から経営陣の再生に対する意欲は高く,役員報酬削減をはじめ販路拡大への努力も継続されており再生計画の策定・実行により回復が期待されること。
- メイン銀行からの相談もあり積極的な支援スタンスが期待されること。
- 再生計画の目標
1年で経常利益を黒字にし,5年で有利子負債の対キャッシュフロー倍率を3倍以下にするとともに実質債務超過解消を図る。 - 再生計画の内容
- 支援金融機関による金融債務の条件変更および新規融資の実行により資金繰りの安定化を図る。
- 販売効率と収益性の向上を図るため,取引先の選別や対象市場絞を中心とした行動計画を策定。
- 営業所体制や役員報酬を見直し、大幅な経費削減を図る。
- 資産売却による有利子負債の圧縮と債務超過の解消。
- 経営者によりOJTを実施し後継者の育成を図る。
