再生支援事例について(平成20年5月31日公表)
宮城県中小企業再生支援協議会による再生計画策定支援完了の報告について(1)
このたび、協議会による再生計画の策定支援が完了しましたので、その概要をお知らせいたします。
1 企業概要 車両販売・修理 売上高 約3憶円
資本金 25百万円 従業員16名
2 計画策定期間 平成18年10月~20年2月(実質1年4か月間)
3 支援担当者 常駐専門家、
外部専門家(税理士)ほか
4 相談時の状況
破綻した金融機関と1行取引のとき隣接地を取得。その後、借入は㈱整理回収機構に移行、売上高についても土地取得当時の半分程度まで減少し、借入過多の体質から年間償還額のキャッシュフロー確保が困難となったもの。また、土地価格の下落等により大幅な実質債務超過状態となったことから相談持込となったもの。
5 支援選定理由
(1) 高い技術力を有し営業基盤を確立している。窮境の原因となっている過大投資負担を解消できれば、安定した営業基盤のもと収益確保が見込まれ再生の可能性は高い。
(2) 経営者の再生に対する意欲は強く、経営責任、株主責任を認識し、いち早く役員報酬を引き下げるとともに、後継者育成も念頭に経営陣の体制を整備し全社一丸となって再生に取り組む方針である。
6 再生計画の目標
すでに黒字体質は確立している。5年で実質債務超過の解消を図り、5年で有利子負債の対キャッシュフロー倍率を8倍以下にする。
7 再生計画の内容
(1) ユーザー管理の改善、提案型営業の確立により売上高の確保を図る。
(2) 経営者責任を明確にするために、代表取締役退任、役員報酬減額(実施済み)及び代表取締役所有株式を他株主(従業員)に無償譲渡する。
(3) 株式会社整理回収機構による債務免除、及び資産売却により過剰債務の圧縮を図る。
(4) メインほか取引各行における新規反復支援により資金繰りの安定化を図る。
